なんでも情報サイト » Blog Archive » 養老保険ってどんな保険?~加入に向いている人や加入の際の注意点とは

この記事の早わかり要約

  • 養老保険とは亡くなった時に死亡保険金、契約が満了したら満期保険金が受け取れる保険です。
  • 養老保険に加入するのに向いている人とはどんな人でしょうか。
  • 優れた養老保険も加入の際に注意点があります。

 

養老保険とは

そもそも養老保険とは亡くなった時に死亡保険金、契約を無事迎えられたら満期保険金を受け取れる保険です。

つまり、どちらになったとしても必ず保険金が受け取れるシステムになっています。

 

なお、死亡保険金と満期保険金は同じ金額で保険料のトータル金額より多くなっているため、死亡保障をつけながら貯金できる保険として注目されました。

なんと、バブル期には予定利率が5パーセントを超えたものもあったものの、現在では予定利率も低くなっています。保険料の支払い期間や支払い方法によって変わりますが、基本的に金利は期待できません。

ただ、他の保険より貯蓄性が高いので人によって得をする場合もあります。たとえば、お子さんの教育資金や老後の資金、旅行資金、遺産相続額の調整のため・・などですね。

お子さんがおられ将来の教育資金が心配とか老後夫婦で世界一周したい・・などの目的がある方にぜひおすすめしたい保険です。

 

 

養老保険の加入に向いている人

お子さんの教育資金を作りたい方

そんな養老保険は加入に向いている人というのがありますが、どういった人が向いているのでしょうか?

 

養老保険のメリットは保障を付けつつ貯金できる点です。

それに加え貯蓄額と期間を自由に設定できることもメリットです。

ですので、何か大きなお金が必要な時期が前もって分かっている場合、その時期に合わせ養老保険で貯蓄することができます。

たとえば、お子さんの学費のために利用する方法。

最も学費がかかるのは大学なので、大学入学時に満期を合わせておけばもし親が亡くなった場合でも教育資金が確保できます。

 

銀行でお金を貯めるとなると、亡くなってしまってもそれまで貯まった金額しか残りませんが、養老保険の場合は加入した翌日に亡くなったとしても、支払うはずだった金額を手に入れることが可能です。

さらに、保険料が天引きされるので貯金するのが苦手という方にとって強制的にお金を貯められるのでおすすめです。

 

法人は福利厚生に利用できる

養老保険は死亡するしないに関わらず保険金が受け取れるので法人の場合、退職金の準備と節税に役立てることができます。

ただ、その場合社員全員加入しなければならないので、会社の業績や利益などを十分に考えて検討しましょう。

 

法人の場合損金処理でき節税が可能

法人の場合は養老保険の保険料が損金処理できるのもメリットです。

利益が減るため法人税対策になる・・ということですね。

被保険者と受け取り人を誰にするかで保険料を全額損金計上できるメリットがあります。

会社を経営している方は検討した方がいいかもしれません。

 

確実に貯蓄したい、保障に重点を置かない方

一般的に保険の最大の目的は保障ですが、養老保険の場合は貯蓄性がメインとなっており、保障に重点を置かない人に向いています。

また、養老保険は保険料が高いものの元本割れの可能性がほとんどないと言われています。

満期をいつに設定するかによってお子さんの教育費や老後の資金などの目的に合わせ、計画的に貯蓄できます。

ある一定の保障をつけつつ、いつでも預貯金のように引き出せないため確実にお金を貯めることが可能です。

 

ただし、途中で解約した場合は元本割れの可能性があります。

預貯金でお金を貯めづらいという方はこの養老保険に加入することをおすすめします。

 

まとまった資金を運用したい方

養老保険の場合、予定利率が高ければ保険料を一括で全額払いあとは満期がくるのを待っていれば、保険料の総額以上の返戻金が受け取れる計算になります。

つまり、まとまった資金を運用したい人にとっては効果的な方法です。

また、ある一定の期間が過ぎれば返礼率が100パーセント以上になる場合もあります。

 

 

養老保険に加入する場合の注意点

 

運用商品ととらえる

正直なところ、現在養老保険は特に利率のいい運用商品とは言えません。

低リスクでハイリターンな商品ではないことを頭に入れておきましょう。

 

ただ、定期預金などの銀行預金でお金を貯めるのと比べると養老保険の場合保障がついているので、その点で有利だと言っていいでしょう。

養老保険の変形型と言われている学資保険の場合、一括払いの金融商品としても保険のついた積み立て消費としてもリスクなく満期額資金が受け取れるため、運用や投資が苦手な方にとってハイリターン商品だと言えるため、検討の余地がありあそうです。

 

保険会社は宣伝しない

最近の低金利の中、将来の満期金を約束してくれるような商品を派手に宣伝する保険会社などありません。

これからさらに運用が難しくなっていく状況が続けば、保険会社は今より負債を増やしていくことになるため、養老保険に加入することを考えるなら自ら保険会社に連絡を取らないといけないでしょう。

 

一生涯保障されるものではない

養老保険に加入する前に注意するべきことは保障に期限があるということ。

養老保険は一生涯保障が付くものではなく、満期を迎えると保険金が受け取れるものの、それを老後の生活費に充ててしまうとお金が残らなくなってしまいます。

 

家族のことを考え長期的な視野に立って加入を検討することが必要です。

 

保険の見直しがしづらい

養老保険は貯蓄要素を持った保険ですが、契約期間は60歳とか65歳などが一般的となっており、それより前に解約すると、それまで支払った保険料より少ない解約返戻金しか戻ってこないことが多いです。

つまり、いったん契約すると簡単には解約が不可能なので、しっかりと考えた上で加入するようにしましょう。

 

 

まとめ

 

  • 養老保険は他の保険より貯蓄性が高いので人によって得をする場合もあります。
  • 養老保険に向いている方は加入するのを検討する余地がありそうです。
  • 加入する際注意するべき点があるのでしっかりと確認しておくようにしましょう。